とりわけ現代の社会というものは、公平や平等ということを重視しますが、
適切に「分ける」ということも必要だと思います。
コロナの蔓延で思うのは、
高齢者と若者の行動を分ける必要があるのではないかということ。
全員で自粛することが本当に必要なのか、
そうしないと乗り越えられないのか、
よく考えるべきだと考えています。
重症者数と病床数が問題なのだから、
その課題をどうクリアするかが問題です。
みんなで自粛することも一つの答えではあります。
しかし、そこには経済が止まり、生活に支障が出る
という課題がセットになります。
その解決策として、政府は様々な給付施策を行なってきました。
この一連の繰り返しは本当に正しいのか。
他にやり方はないのか。
例えばこういうやり方もあると思います。
・高齢者が外出を自粛する
・若者と高齢者は可能な限り接触を避ける
・若者は感染対策をしながらも日常を維持する
・政府は若者と高齢者の接触分離に補助をする。
例えばホテルへの別居など。
高齢者は年金がありますから、働かなくても生活は維持できます。
若者は、重症化しやすい高齢者のために仕事を失い、
生活できなくなります。
それで若者が責められるのもそろそろ限界ですよね。
医療と経済の両立とは、
高齢者と若者の両立
と言い換えられるのではないでしょうか。
介護保険料など社会保障費は年々上がり続け、
若者の生活を締め付けています。
高齢者に我慢をしてもらう、
ということを今真剣に考える時ではないでしょうか。
高齢者も若者も守るには分離施策が必要だと思います。
その他にも適切に「分ける」べきものはたくさんあります。
・都市に集中すべき経済と
地域に自立分散すべき経済は
別物と考えるべきです。
・コロナ施策も同じで、都道府県単位ではなく、
地域単位で対策を考える方がいいです。
日本丸ごと同じ扱いで論じるメディアにも疑問視するべきです。
・自粛するべき行動も、会議も何もかもやめてしまうのではなく、
これは控える、これは問題ない、とよく考えて線引きをしないと、
すべてがストップしてしまいます。
・そろそろ国の仕事、都道府県の仕事、市町村の仕事
も分けた方がいいと思います。
国から二重三重と仕事が下りてくる下部組織構造は
無駄が多く機能不全に陥っていると思います。
(市町村から日本の統治機構を再構築してしまいたいです。)
・行政の仕事は、分けることが難しくなってきて、
もうみんなに給付しちゃえ、
というベーシックインカムのような議論が出てきますが、
必要な人に補完するために再分配することが行政や税の役割です。
本分をわきまえ、みんなに公平にではなく、
必要な人にしっかり適切に、ができる仕組み作りは可能です。
・教育も子ども達に必要なことは何か、
しっかり分けて必要なものをちゃんと守り切る必要があります。
勉強だけではないはずです。
長くなりましたが、
世界はより幸福な生き方を見つける
生まれ変わりの時期にあると思います。
どこかでガラっと変えるべき時が来るのではないかと思います。
その原動力となるものがどんどん人の心にたまっていっているような気がします。
特に若者の心に。