シェアリングガバメントが必要だと思っています。
(勝手に付けたネーミングですがしっくりきています)
コロナの影響でおそらくこの冬かなり経済が苦しくなります。
経済が苦しくなると当然行政の税収にも影響を与えますし、
政府も自治体もかなりの支援予算を出しているので、
財政は逼迫してくることは間違いありません。
早ければ来年、遅くても2〜3年で
そういう事態になることを私は想定していますが、
その時に非効率な行政をそのままにしておくか否か
という議論が出てくると思います。
小さな自治体は本当に合併しなくてもいいのか。
公共施設の新設予算にも厳しい視点が入ってくると思います。
ですが、おそらく合併は感情論になりがちなので簡単には進みません。
そうなると現実的に進めやすく圧倒的に効果を出しやすいのが
行政財産や人材の共有化です。
これから推進されるデジタル化なんて特に
シェアリングガバメントが効果的です。
そのシステム開発、本当に市町村ごとにやる必要がありますか?と。
デジタル人材も市町村ごとに採用する必要がありません。
10万人規模の泉佐野市では、
市役所の手続きのデジタル化やシステム開発など
簡単に取り組める予算規模ではありません。
1万人規模の田尻町なんかはもっとそうだと思います。
ですが、もし30万人とか50万人規模の市町村で集まって、
デジタル人材をシェアリングし、
システムなどの共同開発をして導入すれば、
相当良い人材やシステムを効率的効果的に得ることができます。
すべてを一緒にする合併をしなくてもいいですが
(私は半径15㎞の225㎢に自治体再編するべきだとは思っていますが)、
共同でやった方がいいことは
我田引水をやめて取り組んでいくべきだと思います。
もしかしたらデジタル化なんかは、広域連携だけでなく、
全国のやる気ある自治体と組んで取り組むなんてのも
面白いのかもしれませんね。