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健康になるお米の話

金芽米と大きく書かれた工場がりんくうタウンにあることをご存じでしょうか?
私もこれまで詳しくは知らず、金芽米というお米をスーパーでもたまに見るなぁという程度だったのですが、実はこの会社凄いんです。
先日工場見学に伺って、その凄さを知りました。(個人的にはノーベル賞級の発明ではないかと感じています。)

金芽米というものを作っているのは、東洋ライスという会社で、精米機器メーカーとして創業64年の会社です。
金芽米というのは、一言で言うと、白米の美味しさと玄米の栄養を両立させる精米技術で生まれたお米です。
実は白米というものは美味しいけれど、栄養素はほとんどなくなってしまっている状態なのだそうです。
そして玄米には栄養が多い、ということはみんな知っていることだと思いますが、玄米だと美味しくなくてこればかり食べることはできません。
そこで栄養を残しつつ、美味しく食べられるお米を作り、日本人の健康を守りたいという思いで開発されました。

江戸時代に蔓延した「かっけ」という流行病の原因は、白米技術の普及ではないかということと、現代の日本人の医療費が増大し続ける要因もそこに起因しているのではないか、という研究から生まれたそうです。
実際に、金芽米を食べている人と食べていない人の医療費について実証した研究によると、医療費になんと3〜4割もの差が生まれたそうです。
さらに保育園において、給食に金芽米を食べてもらう実証研究を行ったところ、インフルエンザやコロナの罹患率にも大きな差が生まれました。

金芽米精米技術はもしかしたら日本人の健康を大きく変化させるかもしれません。
これはパンでも同じことのようで、白くなった小麦粉で作られたパンの普及で欧米でも健康を損なっているとのこと。昨日橋本市で偶然見つけた全粒粉にこだわったパン屋さんに聞いたら、やはりそれは間違いないとのことでした。

金芽米は医食同源米とも言われています。食べることで健康を守る、という考え方を持つことは、医療費の際限ない増加により生活を締め付けられ続ける今の日本にとって、最重要事項であると考えます。
泉佐野市でも取り組んでもらいたいと思っていますが、国を上げて取り組むべき政策にもなり得ると思います。
ちなみに使用する米はどこのものでもよく、要は精米です。そして精米機器メーカーなので、金芽米の独占を目指すようなものでもありません。

それと、あまり知られていませんが、東洋ライスさんは無石米や無洗米を発明した会社でもあります。
昔は米に小石が混ざっているのが普通の時代があったそうですが、無石米技術の開発によりジャリっと言わない米を食べられるようになりました。
また研ぎ汁を流すことによる環境被害を無くしたいと考え、無洗米技術を発明したそうです。取り除いた部分を肥料に活用できるようにし、循環型の社会作りにも貢献されています。

 

※画像は金芽米サイトからお借りしました。

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