政策

【米(アメリカ)を守るか、米(コメ)を守るか】

日本の「保守」とは何か?という事が今とても気になっています。
日本の保守と呼ばれるものは2種類に分かれるようです。
一つは「戦後保守」、もう一つは「真正保守」。
戦後保守は戦後の価値観や経済重視の体制を守る考え方。
真正保守はもっと昔からの日本の価値観や皇統、国体、自然観を守る考え方。
これは一言で言えば、敗戦後の経済成長を支えた米(アメリカ)従属型の政治思想か、稲穂の国として古来より大切にしてきた米(コメ)に象徴される豊かな国づくりを守る政治思想か、となるのではないかと思います。
皮肉なもので、どっちの「米」を重視するのかで全く違うのに、日本人はどちらも同じ「保守」だと信じてきてしまったのではないでしょうか。
コメを大切にせず、アメリカに言われることばかりを大切にしてきた日本の政治は、これは保守とは言えず、実体は経済的自由を最優先するだけのリベラルと考えた方が良いのだと気付きました。
保守と思っていた政党はほぼすべてリベラル政党じゃないかと気付いた時、保守というものが何なのか腑に落ちました。
日本人であることに誇りを持ち、米や八百万の自然観を大切にし、その象徴たる皇室を守り、それこそが日本の國體であるという自覚を持ち、それを伝え和合できる日本的保守政治家が国にも地方にももっと必要だと思います。
政治が引き起こした米不足騒動を見て、そんなことを思いました。日本がいよいよ混迷を極めつつあるように思います。

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