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現在の市政について最後に一言

今週日曜から市議会議員選挙が始まり、もうすぐ議員のお役目を終えますが、現在の泉佐野市政について、私が議論をしてきたことをお伝えしておこうと思います。
批判的なことも多く含みますので、見たくない方はスルーしてください。ただ議員は行政の監視役でもあり、心配事を指摘し、建設的な議論を行うことが存在意義であると考えています。

最初に言っておくと100の内90は良い状態だと考えています。
全否定するものでないことをご理解いただいた上で、問題視している10をお伝えします。

①委託事業や補助金を出す事業者の選定において、事業者が決まっているように見える場合が多くあります。
また、事業が生まれる背景が、事業者からの提案であることもあると感じられます。
ふるさと納税で財源が増え、行政が拡大すると使途が雑になります。委託事業や補助金は、毎年評価を行い、適正かつ公平に業者が選ばれ運営されていることを市民に開示することが重要です。

②ふるさと納税がなくなった時に、持続可能であるか、委託や補助金を切ることができるか。
議会で複数の事業について、それは本当に必要なのか、と指摘をしてきました。ここで名前はあげませんが。

③そもそも行政がやるべきでないことにまで手を出してしまっていることに苦言を呈しています。
最近気になるのはイベントに参加したら「さのぽ(ポイント)」を1000ポイントプレゼントするとか、3000円の参加費で3000pt〜10000ptが当たるはずれなしのくじ引きを客寄せで行ったり、スタンプラリーで1万ptをプレゼントしたりなど、お金をばら撒く行政は良くないと思っています。
または、今年から始まったのが、関空を利用する海外旅行に1人あたり3万円〜6万円を年3回まで助成する制度。いくらお金があっても行政がやるべきことではないと思っています。
阪南スーパー跡地には、一企業の社宅ビルも市が建設してしまいます。市からは採算が取れるとは説明されていますが、行政がやるべきことでしょうか。

④行政が力を持ちすぎ、社会課題解決やイベントなどを市が率先して実施してしまうことで、市民の自治力を喪失してしまう可能性があります。
例えば商店街イベントを市が主導しても商店街の活力を増すことには繋がりにくかったり、高齢者の町会費を無料にすることなどは本末転倒となる恐れもあります。自治力が上がる仕組みづくりをする方が価値があります。

⑤10万人の自治体に見合わないと思われる行政サービスも増えており、それを行う必要があるか否か将来視点で精査する必要があると考えています。
例えば、海外との友好提携都市は13都市で、さらにまだ増えるようですが、京都市を抜き日本一の状況です。友好都市への職員派遣や市民の交流渡航に多額の予算を投じていますが、10万人の街でそこまでする必要があるでしょうか。
来年は議会をイタリアに連れて行ってくれるそうです。(それでいいんかなぁ。骨抜かれますよ)

⑥教育にもっと力を入れてもらいたい。
自治体の教育の最高計画である教育大綱は、昨年4月から新しい計画となるはずが、一年遅れとなりました。またこれを市長と教育委員で協議する総合教育会議が年に一度しか開催されておらず、最重要協議事項の教育大綱が放置された状態でした。昨年議会で指摘をし、今年3月に策定報告がされましたが、急いで作ったように感じてしまいました。総合教育会議は2月に開催され、教育大綱の協議もされたようですが、その議事録はまだアップされていません。教育への想いが感じられる方針となることを願います。

⑦不登校対策を急いでもらいたい
5年前に議論した時、教育委員会の基本理念は不登校の子どもに学校に戻ってもらうこと、と答弁されていましたが、3年前ぐらいからようやく文科省と同様の方針に変わってきました。つまり学校に戻すのが正解とは限らず、多様な教育環境を作り、すべての子どもの学ぶ機会をつくる、という答弁がされるようになってきました。
提案していたAIドリルの導入も今年から予算化されました。
とても有り難いことですが、市内に400人以上いる不登校や病気で長期欠席の子どもへの対策は、今すぐに必要です。
フリースクールの支援を始めてくれたことは有り難いですが、現状は市内のフリースクールを支援する補助金であり、フリースクール(市外やオンライン含む)に通いたい子どもへの支援ではありません。

⑧ハコモノはできる限り控えるべきです。
市役所別館の建設が予定されていて、7階建ての建物の建設費(駐車場整備含む)見込み額は100億円を超えるものでした。私は今なぜこの建物が必要なのか理解できない、と反対を表明していました。物価高騰前ではありますが、同等の金額で田辺市や貝塚市は庁舎を建設していますから、現庁舎が築50年程で老朽化していることを考えれば、建て替えと合わせて検討し直すべきと訴えていました。この意見は全く通りませんでしたが、上之郷に予定されているごみ焼却施設移転予定地(民間売却用地も含む)の用地整備の計画が狂い、市の持ち出しが100億近くになったことから、市庁舎別館の建設はストップすることが決断されました。やむを得ずとはいえ、良い決断をしてくれたと思います。まだ延期という方針なので、さらに議論を深めてくれることを願っています。
ハコモノは将来に負担を強いるもので、泉佐野市はこれが原因で財政難になっていましたから、同じことは繰り返さないようにしなければなりません。

⑨コロナワクチンの推進の是非を市としても検証すべき
いつまで経っても市の見解は、国が安全と言っている、の一点張りでしたが、副反応死亡者も実際に出ています。他のワクチンによる被害とは比較にならない状況ですから、ポイント付与までして促進した姿勢が正しかったのか、国の言いなりで本当に市民の命を守れるのか、よく検証しておくべきです。

⑩農業を守ることの優先度を上げるべきです。
農地がどんどん宅地化されています。現在は家を増やして人口を増やし税収を上げる都市化の優先度が高く、それはそれで一つの考え方ですが、農業を守ることで、食の安全確保を重視することを考えなければいけません。宅地が増えても人口は増えておらず、空き家が増加しています。そして農地がどんどん減っていく。農家も減っていく。一見無駄と思われる農業や自然を大切にする行政が必要です。

その他にも細かいことでは、病院は広域化すべきとか、犬鳴温泉郷をもっと活かせるよう山側整備にももっと力を入れたいとか、社会教育やコミュニティづくり、などなどありますが、キリがないのでこれぐらいに。

かなり長くなりましたが、こういうことを本会議や予算決算委員会でチクチクと議論してきました。
ただ、今はふるさと納税でお金があります。市民にもたくさん還元されており、喜ばれている状況と思えば、私のこだわりに過ぎないのかもしれないとも感じています。市民が倹約を望んでいないなら、政治の正しさへのこだわりは、私のエゴかもしれません。これを貫き実現される社会を作りたいと考えた時、自分の居場所は今はここでなくても良いかもしれないと思いました。

実際に、悪い面ばかりでなく良い面もたくさんあります。
ふるさと納税で頑張ってくれていることも素晴らしいですし、給食費無償化もコロナ以降ずっと継続してくれました。オーガニック給食も先進レベルですし、給食センターを自校調理方式に転換もしてくれます。商店街の空き店舗対策は見違えるほど成果を出していますし、スタートアップ促進にも取り組んでいます。大阪府が塩漬けにしていたりんくうタウンは市の力で活用させたり、泉佐野駅から海側につながる道路も府が放置し続けるので市が着手します。コスモポリス跡地活用もそう。熊取駅西側のロータリー化及び開発や今後進められる日根野駅西側のロータリー化も。凄い腕力です。職員の方々も凄まじい働きぶりだと思います。
最初に書いた通り、90はいいと思っています。
ですが、議員の役割は課題と考えることを指摘し、より良い状態を目指すことだと考えています。
逆に消極的な行政が行われていたら、もっと投資をして発展を目指すべきという指摘をします。下がっていたら上げて、上がりすぎていたら下げる、という真ん中と公平を維持したい人間だからかもしれません。

私は財政難の泉佐野市を建て直すことを使命とし、議員になりました。そのために大学院で公会計も学びました。
公会計の重要な本旨は、アカウンタビリティです。アカウンタビリティとは、市民への「説明責任」。市民に情報を公開し、透明性と公平性を確保することで、市民が納得できる行政を行うことです。
私は財政と説明責任を重視して議員として活動してきましたので、説明が曖昧なまま委託や補助金制度が進められる現状に警鐘を鳴らしています。また、自分の子どもが不登校になってからは不登校対策に力を入れてきました。そのような視点の中で、教育改革は早急に行うべき時代になっていると痛感しています。
またコロナ禍では、ワクチン政策やマスク強制への猛批判を行なってきました。市民と子どもの命を守るためです。この政策推進の検証を行うことも、アカウンタビリティ(説明責任)なのだと考えます。

会派控室の片付けをしながら、この18年間のことを思い返しています。
泉佐野市がさらに良い街になることを願って。

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